環境FW2;ラ コリーナ&菜の花館(バームクーヘン&ジェラート)【村上一真】
2024年09月02日(月) 11:17更新
環境科学部には環境フィールドワーク(FW)という体験学習型授業プログラムが必修科目としてあります。1回生で環境FW1、2回生でFW2を履修します。1回生はFW1の4つのプログラム全てを学習し、2回生はいくつかのプログラムの中から1つを選択して学習します。
環境フィールドワーク
https://www.ses.usp.ac.jp/fw/index.html
ここでは僕が他の教員と一緒に担当している、下記のFWについて紹介します。
FW2-グループD 「木・空間・エネルギー・バイオマス~地域資源をDevelopする~」
https://www.ses.usp.ac.jp/fw/fw2d.html
毎年、内容(タイトルも)や訪問先が少しずつ変わりますが、2024年度前期に実施したプログラムのねらいは、「地域環境デザイン・環境負荷低減と、緑環境・バイオマス資源の利活用を両立する新たな試みについて学び、そのシステムと将来ビジョンをDevelopする」というものでした。2024年度はバスで下記の4か所を訪問し、現地での見学、レクチャー、実地調査等を行いました。
ラ コリーナ近江八幡
あいとうエコプラザ菜の花館
https://ai-eco.com/nanohanakan/
いぶきグリーンエナジー
https://www.yama-muro.co.jp/ibuki/
高取山(森林調査、間伐計画)
今回はラ コリーナ近江八幡、あいとうエコプラザ菜の花館を紹介します。と言っても、ネタバレになると訪問時に新鮮味がなくなるので、写真中心にします。
ラ コリーナ近江八幡では、企業の環境配慮活動とツーリズムのデザインについて学習しました。キーワードは、藤森建築、ショップ・カフェ、田んぼ、展望室、バームファクトリーです。
藤森建築
バームクーヘン
あいとうエコプラザ菜の花館では、廃食油と植物油の利活用について学びました。キーワードは、菜の花プロジェクト、ナタネ油、BDF(バイオディーゼル燃料)、菜の花畑、道の駅あいとうマーガレットステーションです。
菜の花畑&ナタネ油の生産工程
最後に。2か所に共通するキーワードは地産地消です。地域資源の活用状況を身をもって体験することが重要です。ラ コリーナのバームクーヘンだけでない様々なお菓子、マーガレットステーションでの地元の乳牛から作られたジェラートが、現地でしっかり学習したあとの最後の学習対象として、我々を待ち構えてくれています。