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タイ、マイペンライ? 【村上一真】

2016年05月02日(月) 05:47更新

 初めての海外は、大学1回生か2回生の春休みでのタイだったと思います。現在は国内線メインとなっているドンムアン国際空港に夕方に到着し、そこからボートで川を下り、中央鉄道駅周辺に辿りついた記憶があります。空港からの鉄道やバスは、便数や渋滞といった時間に関わる問題もあったと思いますが、一番は料金の問題で却下したのだと思います。細かい部分は記憶にありませんが、貧乏旅行であっため、全ての選択に係る最優先基準はコストだったということは、曖昧になっている記憶を呼び起こす際の助けになっています。

バックパッカーが集う安宿は、カオサン通りと駅周辺のチャイナタウンに多くありました。初日はもう暗くなっていたため、チャイナタウンに宿を取ろうと決めました。初めて買った「地球の歩き方」のホテルページと地図を見ながら、ぶらぶら歩きながら直感で宿を決めました。結果、妖しげなところだったので、2日目からはカオサン通りの宿に移ることにしましたが。。

 カオサン通りは噂に違わず、バックパッカーの天国のような場所でした。欧州のバックパッカーが多く、朝からカフェでアルコール三昧の旅行者も多かったです。一日中、同じ席で過ごしている旅行者も結構いました。それは、バックパッカーが泊まるゲストハウスの一階が、カフェになっている形態が多いことに拠るものです。普通のゲストハウスでは、3畳くらいの部屋にあるのはベッドと天井のファンだけなので、部屋で過ごすことは睡眠時以外はほとんどないと思います。カオサン通りには格安航空券を扱う旅行社も多く、長期休暇(向こうでは普通の夏休み)を取って旅をしている欧州のバックパッカーは、タイを拠点に世界各国に飛んでいきます。週1便程度の南アジア、アフリカ、東欧諸国の危なそうな航空会社のフライトを待つあいだ、アルコールなどを楽しむ、というスタイルです(当然、全員がそうではないですが。)

 仕事でタイに行く際は、安いゲストハウスではなく、普通のホテルに泊まることになります。部屋で仕事や打ち合わせをする必要があるためです。さすがに3畳のスペースでは難しいです。写真はカセサート大学(KU)キャンパス内にあるKU HOMEというホテルです。大学で仕事がある場合は、その構内にホテルがあるのは非常に便利です。特に大学が郊外にあったりすると、渋滞で時間が読めないことが多々あります。KU HOMEは綺麗で快適でした。ただ、僕の基準はいつまで経ってもゲストハウス基準なので、あまりあてにならないとのことです。
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 背の高いホテルに泊まることもあります。写真は部屋から撮った街並みです。カラフルです。屋台の飲み物も不安になるくらいにカラフルなものがあります。ビニール袋に入れて売られているので、さらに不安になります。タクシン派と反タクシン派も、赤色と黄色に分かれています。現在は軍事政権下で、また爆弾テロも起こり政情不安ともいえますが、観光やビジネスの拠点として、おおらかで陽気でカラフルなタイは魅力的です。タイ、マイペンライ?。

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