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ベトナムの企業調査、アジア・フィールド実習、留学【村上一真】

2023年09月28日(木) 10:10更新

私は担当者ではないですが、アジア・フィールド実習(アジア地域の大学と連携し、環境問題等の現場を対象とした講義、フィールドワーク、ワークショップ形式で行う。使用言語は英語とする。10日間程度の海外集中プログラムとして実施する [シラバスより引用]。なお今年度は2024年2~3月にベトナムのダナンを訪問するとのこと)の事前学習会の講師を仰せつかったこともあり、ベトナムの企業調査に絡めて筆を進めていきます(3年前のコラムでも、ベトナムについて似たようなテーマを書きましたが。。その時はベトナム経済全体を書いた、ということで、今回は企業レベルについて書きます)
10年ほど前の数年間、タイやベトナムを中心に、主に日系企業の海外子会社の調査のため、年1-2回のペースで現地調査を実施しました。環境科学部年報19号「ハノイ雑感」に下記のように記されています。
「昨今の円安により、日本企業の工業団地への進出に関する相談は減ってきているようですが、商社を中心に、新しい工業団地の整備は進んでいます。どの工業団地でもレンタル工場区画は整備されているため、今後も中小企業も含めた日本企業の進出が止まることはなさそうです」
下記写真は、そのレンタル工場区画や工業団地のパンプレットです。日本の商社や現地との合弁企業、現地企業などが、多くの団地を開発し、販売しています。

現地企業などのパンフ

日系企業のパンフ

また上の写真の一番右の緑色パンフのthang long(タンロン)工業団地Ⅱの区画図は下記で、日本企業が多く入っています(2015年当時)。

タンロン工業団地Ⅱの区画図

またタンロン工業団地Ⅰ内に下記のようにApartment factoryの区画(レンタル工場区画)があり、その入口は下記の写真のような感じになっています。

タンロン工業団地ⅠのApartment factory区画

Apartment factory区画の入口

またベトナムでの転職、長期勤務の例も下記のようにありました。ベトナムはChina plus oneの位置づけで中小企業も多く進出しています。下記写真のようにベトナム日本商工会の活動も活発で、日本人向けのマンションも整備されています(伝統芸能の水上人形劇もあります)。
「話を聞いた工業団地の日本企業担当の方は、通算13年ベトナムにいるとのことでした。工業団地内の日系子会社で働いていたところ、スカウトされて移籍したようです。また、同団地内の日系子会社で19年間続けて働いている方にも話を聞きました。30代前半で赴任し、50歳を過ぎてしまったと。大学では経営学を専攻していたが、会社に入って技術を学び、今は社長としてマネジメントを担っています。この3年近くの間、ハノイ、ホーチミン近郊でヒアリングをしたほとんどの企業では、3~5年の駐在が普通だったのが、子会社立ち上げから約20年ずっと、というのは驚きでした」(環境科学部年報19号「ハノイ雑感」)

水上人形劇のパンフ等

ベトナムで働くことに関して、下記の記載もありました。今後の日本国内の人口減少に伴う労働力および財・サービス需要の減少は、業種や規模に関係なく、海外で働く・海外の人と働くことの必要性を高めると思います。
「なお、この日本企業本社は、いわゆる中小企業に相当する規模です。ただその競争力は世界的に高いものがあります。若いうちから海外子会社の立ち上げやマネジメントにじっくりと関わり、成果をあげたい学生は、このような企業に注目するのが良いかもしれません。まぁ10年、20年というのはちょっと長いかもしれませんが。。」(環境科学部年報19号「ハノイ雑感」)
私が初めて海外に行ったのは大学2or3回生の夏休みで、渡航先はタイでした。それが契機となりインドでの放浪、大学院での国際協力関係の研究につながっていきました。人生、何がきっかけになるか分かりません。少しでも関心があり、迷うような状況であれば、チャレンジ側を選ぶことが望ましいと思います。アジア・フィールド実習、また短期の留学も何かの契機になるかもしれません。下記も参考にしてください。
「4年で環境も海外も! 半年間の海外留学をして、かつ4年での卒業を可能にする新たなしくみの整備」( http://depp-usp.com/archives/6756