【イベント情報】環境社会学会震災・原発事故特別委員会 研究例会
2018年11月13日(火) 11:31更新
環境社会学会の震災・原発事故特別委員会では、、12月8日土曜日に大阪のあおぞら財団において下記のとおり東日本大震災に関する研究会を予定しています。
学際的、総合的な議論を行いたく、環境社会学会所属以外の研究者の方々のご参加をお待ちしています。
環境社会学会震災・原発事故特別委員会 研究例会
「災害に向き合う環境社会学の研究・実践とは:
『東日本大震災と環境社会学研究』から考える」(12月8日開催)
■企画趣旨:
環境社会学会では、2011年に震災・原発事故問題特別委員会を立ち上げ、東日本大震災以降になされた環境社会学および隣接諸分野における研究成果を総括した文献目録と研究動向論文の作成に取り組み、「東日本大震災と環境社会学研究」と題した論文が「環境社会学研究 第23号」(2017年12月刊行)に掲載されました。今回、この「東日本大震災と環境社会学研究」から得られることができる知見を受け止め、これからも発生が予想されている大規模災害にいかに生かすことができるのかを、研究例会のテーマとして検討します。とくに学際的、総合的な議論を行いたく、学会外からのご参加を心よりお待ちしています。
■日 時:2018年12月8日(土)13:00 ~ 15:30
(12時30分から受付開始予定)
■場 所:あおぞらビル(あおぞら財団)大阪市西淀川区千舟1-1-1(3F)
最寄駅:JR東西線「御幣島(みてじま)」駅11番出口すぐ
http://aozora.or.jp/accesscontact
■参加費: 無料
■内 容:「東日本大震災と環境社会学研究」の著者であり、災害研究に取り組んでこられた方々にご登壇いただき、それぞれ(1)「東日本大震災と環境社会学研究」でまとめられたテーマと内容の紹介(2)テーマに関して、昨今の災害が頻発する社会において環境社会学にどのような議論あるいは実践が求められているのか、についてのご見解(3)これまでご自身がかかわり、調査研究を行ってこられた事例を通じた論点の提示、をいただきます。2つの報告を受け、次に環境社会学会から山本信次氏(岩手大学)、金子祥之氏(日本学術振興会)にご登壇いただき、コメントと問題提起を行います。後半では、報告者とコメンテーターによる応答、さらに原発事故も含めて東日本大震災により顕在化した問題、自然環境と生業、「災害(が頻発する)社会」のあり方、これから取り組むべき課題等について論じながら、環境社会学はどのようにして災害に向き合ってきたのか、そしてこれからどのように立ち向かっていくのかを、フロアー全体で考えます。
〇黒田暁(長崎大学)「ご挨拶と趣旨説明」
〇庄司知恵子(岩手県立大学)・平川全機(北海道大学)「津波被害と生活再建」
〇植田今日子(上智大学)「暮らしと災害文化」
〇コメント: 山本信次(岩手大学)
金子祥之(日本学術振興会/立教大学)
【休憩】
【総合ディスカッション】
開催運営担当委員:黒田暁(長崎大学)、青木聡子(名古屋大学)
会場担当委員:除本理史(大阪市立大学)
■主催:環境社会学会 震災・原発事故問題特別委員会
■問い合わせ先:skuroda(アットマーク)nagasaki-u.ac.jp(長崎大学 黒田暁)
☆なお、上記の研究例会終了後、「西淀川・公害と環境資料館」見学&ミニフィールドワーク企画を続けて行います。公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)は、大阪市西淀川区の大気汚染公害訴訟の和解解決にもとづき、原告が和解金の一部を拠出して設立した「環境再生のまちづくり」を進めるための団体です。訴訟関連の一次資料を所蔵する財団付属「西淀川・公害と環境資料館」(愛称:エコミューズ)見学&ミニフィールドワークをおこないます。こちらもどなたでも参加できますので、ぜひご参加ください
■日 時:研究例会終了後16:00ごろ ~ 16:50ごろ
■場 所:あおぞらビル(あおぞら財団)5F「西淀川・公害と環境資料館」
■内 容:「西淀川・公害と環境資料館」見学
ミニフィールドワーク(大野川緑陰道路、歌島橋交差点)
■参加無料
■主 催:公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
連絡先 除本理史(大阪市立大学)yokemoto(アットマーク)bus.osaka-cu.ac.jp