入試情報 資料請求 在学生の方へ 卒業生の方へ
学生時代 卒業後 全て見る
企業が変わらなければ、社会は変えられない。

谷口 浩 さん


2003年度入学

卒業後

所属

株式会社ダイフク

職種

環境経営企画スタッフ

(2014年03月27日現在)

谷口 浩さん
谷口 浩さん
持続可能な企業活動の在り方を求め、大手企業の最前線で環境経営の指針を策定。現場社員を巻き込みながら、環境を視野に入れた企業変革を起こしていく。

現在の仕事では、どのような問題・課題・困難に挑んでいますか?

企業が変わらなければ社会は変えられないと言う認識から、企業が持続可能社会に貢献しながら企業自身も持続可能であるための仕組みづくりを進めています。環境経営のビジョンやビジョン実現に向けたプログラムの策定、CSR報告書の作成を中心に、温室効果ガスの排出削減や、資源の有効利用、製品に含まれる有害物質の情報開示、従業員の参画、地域との協働など、多種多様なプロジェクトに取り組んでいます。

困難なのは、ここまで行けばいいと言う明確なゴールや絶対的な答えが存在しない中で、それを定義しながら組織を動かしていくことです。企業の中で認知されていない価値を発掘して、共有して、実現まで持っていくというプロセスを通じて、まだ誰もやったことがない仕事を「自分で作っていくこと」が仕事になります。

例えば、昨今地球温暖化防止と並ぶ国際問題として生物多様性保全が取り上げられていますが、一企業としてこの問題に取り組むべきなのかどうか。取り組むなら何をどこまで取り組めばいいのか、という問いに答えを出すことも私の仕事の一部です。

学科で学んだことは、いまの仕事の中でどう生かされていますか?

わたしの仕事は、社外の動きを踏まえて、どこまで環境経営を進めればいいのかと言う経営者の疑問に答えそれを実現することです。そこで地域のさまざまな現場を訪れ、多種多様な立場の人から情報を集め、自分なりの結論を提案にしています。ここで求められる「現場の情報を踏まえ総合的に問題を捉え直す力」には、学生時代の経験が生きています。

卒業研究では、中小事業者の環境経営を登録・認証する制度を取り上げ、経営資源が乏しい事業者の取り組みを増やしていくにはどうすればいいのか、制度運営者や事業者を審査指導する個人など、最前線の現場で活躍(苦心)する方の声をまとめ、制度の課題を提示しました。問題は登録費用や対応する人材の有無ではなく、経営問題も踏まえたうえで、環境に取り組むことがどういう意味を持つのかを、ともに考えてくれる地域の組織や個人同士のつながりを充実させることでした。

仕事では、さまざまな専門性と独自の考え方を持つ人々に対して、環境経営に取り組む意義を理解してもらい実現のサポートもしていかなければなりません。個別の問題に対処するのではなく、達成したい目的が一致するように周囲を巻き込んで問題を捉え直すことで、力強い変化を起こすことが出来ます。

入学を検討している人へのメッセージ

私がこの学科を選んだのは、環境問題解決に資する人材を輩出するという理念と、総合的な視点で学ぶという考え方に共感したからです。みなさんにも、自分が将来どうありたいのか、この学科が自分の可能性を試せる場なのかをぜひ考えてみてほしいと思います。