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服としあわせのシェアを目指します

鎌田早紀 さん


2012年度入学

学生時代
鎌田早紀さん
鎌田早紀さん
着られなくなった衣料の使い道は?衣料交換会は効果的なのか?

学科の授業や活動で、自分の成長につながったものを教えてください

私は、卒業論文の研究を通して成長できていると感じています。環境政策・計画学科では生徒が自分達で卒業論文のテーマを決めて、3回生の6月から長い時間をかけて深く取り組むことができます。

私は服に興味があり、現在の衣料のリサイクルやリユースの実態について疑問を感じていました。そして、ゼミの先生に教えていただいた“xChange”という衣料交換会について興味を持ち、これを卒業論文のテーマを「衣料交換会の意識調査」としました。

その研究のために、私は実際に大学内で衣料交換会を企画しました。2014年の10月から現在まで3回、お昼休みを中心に開催しています。毎回、50~60人の参加者に来ていただいて、それを機に“xChange”について知っていただいています。この衣料交換会の参加が、服のリサイクルやリユースについて考える機会になってもらえるとうれしいです。

その授業・活動の難しさや興味深い点は何でしたか?

交換会を行っていると「ブランドもの置いてほしい」という意見も聞くことがあって、 “xChange”の「物を大切にする」という考えが、参加者にもなかなか伝わらないという点で難しさを感じます。衣料交換会において、どのような働きかけをすればこの考えが伝わるのか、それが今後の課題であると思います。

交換会を行うためには、卒業論文の研究・分析をするという視点だけではなく、交換会を運営していくという視点も含めて企画することが必要です。それはとても難しく、だからこそ1回1回の交換会が成功するととてもうれしいと感じることができます。また、衣料交換会を開催するためには、参加していただく方だけではなく、私と一緒に手伝ってくれる人が必要です。このような点で、仲間や人との付き合いがとても大切であることを改めて感じる機会になっています。

その授業・活動によって、得られたことは何ですか?

「ただ服が好き」という服への浅い興味や関心を卒業論文の研究で深い知識にすることができました。「ただ服が好き」だけ研究を始めましたが、文献などで “服のリサイクルはウエス(工場の掃除などに使われる布きれ)になる”ことを知りました。一時は愛着を持って着ていた服が清掃に使われているという衝撃の事実でした。服についてもっといろんなこと知りたいと感じていますし、服についての興味だけではなく知識を得られました。

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入学を検討している人へのメッセージ

“環境”は世の中のさまざまな物事とつながっていると思います。この学科では、一人一人の興味や関心を持っていることを“環境”という切り口で知識に深めていくことができます。