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福祉行政の現場で生きる現場力

井原 有理 さん


2010年度入学

卒業後

所属

茨木市役所

職種

一般行政職(事務職)

(2014年04月02日現在)

井原 有理さん
井原 有理さん
地方公務員として福祉行政の現場で活躍。そこで生きるのは、周囲と円滑なコミュニケーションを図りながら問題を解決していく現場力。

現在の仕事では、どのような問題・課題・困難に挑んでいますか?

現在、私は大阪府にある茨木市役所の健康福祉部、福祉政策課に所属しています。

仕事内容としては、福祉政策の総合的な調整、関係機関との連絡調整、生活保護業務、民生委員に関すること、地域福祉推進に関することなど、多数の業務があります。

東日本大震災を契機に、各自治体では地域ネットワークの確立が急務となっている中、茨木市では、「セーフティネットワーク」という、小学校地区ごとの生活相談の場を設けています。私たちは、各地区の定例会に出席したり、家庭訪問を行うことで、より地域住民に近い場所で実情を把握し、問題の解決策を考え、施設や医療機関、他部署などと連携をとりながら、業務をこなしています。

しかし、私自身、福祉分野における未熟さと、多様なケースに対応していかなければならない点に難しさを感じており、他機関の方や周りの先輩職員とコミュニケーションをとりながら、忙しい毎日をおくっています。

学科で学んだことは、いまの仕事の中でどう生かされていますか?

私にとって環境政策・計画学科で学んだ時間は、非常に充実した4年間でした。

環境政策・計画学科では、「環境フィールドワーク」「環境政策学」「まちづくり実践論」「合意形成支援技法」といった、自然科学から社会・人文科学まで、幅広い分野について学ぶことができます。また、地域環境をフィールドワークすることで、自らが地域の問題を発見し、その解決に必要なことを考えて実践する一連のスキルを養うことができます。

また、大学付近ではまちおこしや地域行事が盛んに行われており、授業で学んだことを生かす場があります。私は、地域のイベント・活動にはできるだけ参加するようにしていました。特に、東日本大震災の追悼イベント「3.11つながろう東北へ」では、実行委員会として、地域に住む様々な年代及び職業の方と話し合いを行う中、「人と人のつながりの大切さ」を学ぶことができました。

このように、私は大学生活で「現場へ出て問題を解決する力」、「コミュニケーション力」を身につけることができました。現在の仕事においても、市民と最も近い場所で、市民や地域の関係機関の方々と一緒に問題を解決していく際に、そのスキルを活かすことができていると感じています。市の行事である「茨木フェスティバル」においても、市内の高校生や地域の方々と「OVER THE GAP」という音楽イベントにスタッフとして関わるなど、学生時代の経験を生かしています。

入学を検討している人へのメッセージ

環境政策・計画学科は、私が自信を持ってみなさんにお勧めします。この学科を卒業して身に付くスキルは、社会へ出ても必ず実践できるものばかりです。自然あふれる素敵なキャンパスで、充実した学生生活が過ごせることは間違いありません。