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「ファシリテーション」という社会の普遍的スキルを磨く

種村 唯 さん


2013年度入学

学生時代
種村 唯さん
種村 唯さん
絶対的な正解がない議論の中で、みんなが納得できる落としどころを見つけて導いていくスキル。社会で求められるこの普遍的スキルを磨く授業とは。

学科の授業や活動で、自分の成長につながったものを教えてください

環境政策・計画学科には学科独特の授業がありますが、その中でも「ファシリテーション技法・演習」という授業が印象に残っています。一般に環境問題解決のための話し合いの場では、参加者がお互いの立場や価値観の違いを理解し、利害を調整しながら合意に向かうことが求められます。この授業では、少人数グループでのワークショップを積み重ね、場の設計や議論の流れの整理といった知識や技術を学び、議論の仲介人であるファシリテーターになるための能力を身につけます。

政策形成・施設演習でファシリテーション技法を応用中政策形成・施設演習でファシリテーション技法を応用中(上の写真も同様)

特にワークショップから得られる、聴く力・話す力(対人関係のスキル)、調整する力(合意形成のスキル)、ファシリテーショングラフィック(構造化のスキル)は様々な場所で応用することができる技術として有用です。また、他の受講生が行うファシリテーションの参加者となって互いに評価しあうことで、自分自身の技術をさらに高めることができます。

その授業・活動の難しさや興味深い点は何でしたか?

環境問題の解決を考える際、その問題に関わる様々な主体の合意形成が課題であると思います。同じ環境問題に対しても立場が違えば問題の見え方が変わることは、他の授業でもたびたび学び取ったことです。

授業のワークショップでは、対立する意見を持つ二者が設けられ、ファシリテーターは議論を通して二者を合意に導く練習をします。ここでの議論で出てきた意見には必ずメリットとデメリットがあり、この答えが絶対的に正しいというものは存在しません。そうした中で、二者が歩み寄れるような議論の終着点を見つけて合意を達成することは難しいと感じました。

実際の環境問題でも絶対に正しいと言える答えはないと思います。授業では対立する二者を対象とした議論でしたが、実際の環境問題ではさらに意見が分かれると考えられます。そうした中で、どのような手法で合意形成をすすめていけばいいのかということを考えさせられました。

その授業・活動によって、得られたことは何ですか?

初めに、意見を模造紙にまとめる準備として、ペンや付箋を用いた意見の可視化・分類の方法などの基本的なことから学びました。さらに、議論の進め方や、参加者から意見を引き出す方法や話の深め方などの専門的な技術を身につけ、最終的には自分で30分のワークショップを企画して実行することができました。環境問題のような答えのない問題に対しても、妥協点や改善策を見つけていく議論ができるようになったと思います。

入学を検討している人へのメッセージ

この学科では、環境問題を解決するための実用的な知識や技術をたくさん学べます。机に向かうだけでない、ワークショップやフィールドワークなどの実践的な授業からそれらを学びましょう。