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農業の活性化を通じて、地球環境の維持改善に貢献

河村賢造 さん


1998年度入学

卒業後

所属

ドクター・オブ・ジ・アース株式会社

職種

会社役員(代表取締役)

(2017年06月16日現在)

河村賢造さん
河村賢造さん (右)
学生時代の授業の中からヒントを得て、農業の可能性に魅入られ、現在の事業を展開。「机上の論理だけではなく、真実は現場に落ちている」ことを学び、自分自身の可能性を探り、そして広げてきた。

現在の仕事では、どのような問題・課題・困難に挑んでいますか?

我々の仕事は、「農業の活性化を通じて地球環境の維持改善に貢献する」をミッションとしています。「農業の多面的機能」という農業の環境的側面に着目し、農業を維持していくことで、環境を守って行くことが我々の役割です。そのためには、生産者の所得向上が必須であり、そのためにこれまでの流通の常識にとらわれない「新しい流通の形」を作り上げることにチャレンジしています。

商品付加価値向上の為、「味にこだわった」「産地直送」「野菜ソムリエ厳選」「生産者の顔が見える」等といった、商品価値を適切に顧客へ伝えることに重きを置いています。現在メインとしている事業は3つあり、1つは大阪千里中央にある、直営の小売店「野菜ソムリエの店のら 千里中央店」。2つ目は、「飲食店向け卸売事業」、3つ目は、小売店向け卸売事業です。

これまで、飲食店・小売店は、「味にこだわった」「生産者の顔が見える」といった取り組みを実現したかったのですが、そこには多くの問題がありました。その問題を「IT」を活用することにより、実現可能なものとしました。現在全国200店舗の飲食店や小売店へ卸売りを実現し、「生産者の新たな販路」を開拓していっています。

学科で学んだことは、いまの仕事の中でどう生かされていますか?

実は、私が現在行っている事業は、学生時代の授業の中からヒントを得たものです。3回生の後期にあった、「フィールドワーク」という授業の中で、担当教授から「愛東町マーガレットステーション(道の駅)」の調査を依頼されました。

それまでは、農業という分野のことはまるで知識もなかったのですが、調査の中から、道の駅にある「直売所」の存在を知り、農業の可能性に魅入られました。まだ当時は、「道の駅」「直売所」「産地直送」という言葉は世に浸透していない時代でした。そんな中で、「遠方からわざわざ野菜を買い求めに来るシェフ」や「お年寄りたちが、生き生きと朝から商品を陳列しにくる姿」を見た時に、農業の可能性は未知数だと思ったのです。

この授業の中では、何かのドラマではありませんが、「机上の論理だけではなく、真実は現場に落ちている」ということを教えてもらった気がします。本学科では、このように、ユニークなカリキュラムが多く、自由度も高く、自主性を重んじて頂けます。将来何をやればいいか分からない学生が多い中、「自分自身の可能性を探る」のにはもってこいの学科だと思います。

入学を検討している人へのメッセージ

教授からきっかけを頂き、「農業」という分野に出会い、「農業の活性化」を実現すべく企業を経営しています。学生生活の中で、「人生を賭してやり遂げたいと思えるミッション」がきっと見つかると思いますよ。