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ドイツと日本で得た経験~空手指導と有機野菜~

芦田 那奈 さん


2019年度入学

学生時代
芦田 那奈さん
芦田 那奈さん
やりたいこともなく、受け身で行動していた入学当初の私が
ドイツでの生活を通して得た積極性、決断力。
そこでつけた力が、興味を持った有機野菜の研究へと繋がった。

学科の授業や活動で、自分の成長につながったものを教えてください

私は有機野菜の流通について卒業研究をしています。有機野菜に興味を持ったきっかけは、ドイツに行った時に有機野菜にこだわりのある人や、お肉を食べないビーガンの人が同世代にも沢山いることを知り、野菜への意識の違いを感じたことです。また、本を読んで日本の方が海外より安全基準が曖昧であることを知りました。私はこれらの事実に驚き、日本で自分が食べているものの背景を知るべきだと思いました。
日本での有機野菜の調査をするにあたって、自分で仮説を立て、ヒアリングを行いました。ヒアリングでは事前学習で相手のことを深く調べたり、名刺を渡すことで信頼関係を築くことが大切だと学びました。また、小さい頃から習っていた空手やホテルでのアルバイトで多くの人との関わる機会を持ち、その経験からヒアリングで深く知るために、自分から色々なコミュニティに所属することの大切さを学びました。

その授業・活動の難しさや興味深い点は何でしたか?

この活動の難しかったところは、私は教授の専門外のテーマを選択したため自分で問題を発見して行動を起こしていかなければいけなかったところです。
具体的に言うと自分で仮説を立て、教授から指摘を受けるというのを繰り返しました。また、聞き取り調査を行う際、ツテがなかったため初対面の方に失礼がないように一から聞き取り調査を行いました。そのために自分の名刺を作ったり、その方について事前にたくさん調べることが大切だと思いました。
日本とドイツの食品の安全性に対する意識の差が興味深いと感じました。海外の食品より日本の食品の方が安全だと思われていますが、日本は添加物に関する基準が甘く、それにも関わらず日本人はこのことをあまり意識していません。それに対してドイツではどう生産されたかが意識されていることに興味を持ちました。
これらのことから有機野菜について研究を進めることにしました。

その授業・活動によって、得られたことは何ですか?

このような学びをする以前の私は、あまり自発的に行動することができず、周りに対して受け身な部分がありました。ですが自分の研究や調査を通して、「どうして?」と疑問に思ったことがあればその場で尋ねるヒアリング力や、自らコミュニティに参加して居場所をつくる自発性を得ることができました。更にそこで得た力によって、他人の意見でなく自分がしたいこととそうでないことを自分で決める決断力もつけることができました。

入学を検討している人へのメッセージ

大学入学のために勉強に励む皆さんは、大学生活に対してそれぞれ色々な思いがあるでしょう。それがどんな思いであっても、少しでも興味があること、したいことを見つけて、楽しい大学生活を目指し頑張ってください!

<1回生科目「人間探求学」内での1回生によるインタビュー内容に基づき作成>