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多くの対話 広がる世界

市榮 梨佳子 さん


2020年度入学

学生時代
市榮 梨佳子さん
市榮 梨佳子さん
授業やボランティアの活動を通して、人と上手に対話できるようになった。
対話を通してさまざまな生き方を知り、自分の視野が広がった。

学科の授業や活動で、自分の成長につながったものを教えてください

1回生後期での「ファシリテーション技法・演習」の授業が私を成長させてくれました。この授業はグループワークの進め方を学びます。私は人見知りで話すことが不得意で、グループワークに対して自信がありませんでしたが、少しずつ講義を楽しいと思えるようになりました。講義担当の先生から話下手な私に「話さなくていいよ、聞けばいい」と言われたことから、不得意だと思っていたことの中に自分にしかできないことがあると信じて積極的に行動しようと考えました。2回生から、地域の魅力を発見し、ツーリズムを企画するダイバープロジェクトというものに参加し始めました。地域の方々からお話を聞き、そんな思い切った生き方があるんだ、こんなポジティブな人でもこんな過去があったんだと知ることができ、生き方の選択肢を広げることができました。また、福祉に興味を持ち、放課後等デイサービスでボランティア活動を始めました。

その授業・活動の難しさや興味深い点は何でしたか?

自分が何に興味を持っていて、自分にしかできないことは何かを模索することに難しさを感じました。今も模索中です。福祉に興味を持っていると気づいたタイミングは、本学科のモットーである「答えを探すな。“問題”を探せ。」を思い出し、中学生の頃の行事で障がい児に出会ったときのことから問題を探したときでした。放課後等デイサービスでのボランティア活動では、話すことのできない知的障がい者の方々とどのように意思疎通をすれば良いのかという壁にぶつかりました。興味深い点は、障がい児が大人になり社会に出る際に、支え受けとめてくれるような地域づくりが気になる、という新しい疑問が生まれた点です。この疑問は卒業研究で明らかにしたいと考えています。
ダイバープロジェクトでは、地域の魅力を引き出す難しさがあります。また、プロジェクトのゴールを定めることが難しいです。同じ話を聞いたうえで、メンバー一人ひとりの興味分野が異なるため、話合うときが楽しく、興味深いです。

その授業・活動によって、得られたことは何ですか?

「話さなくてもいいよ、聞けばいい」という言葉を思い出し、言葉だけでなく、表情や行為からも聞くようにしました。すると、私は先頭に立って導くのではなく、相手と同じ目線になって一緒に考えることが好きで、自分が得意なことかもしれないと感じるようになりました。地域づくりにおいても、人との関わりに必要な役割があると希望を持てました。ボランティア活動やプロジェクトを通して、新しい価値観を持ちました。

入学を検討している人へのメッセージ

本学科は選択の幅が広いです。学科の学びを通して、自分次第で何色にもなれるのがこの学科の面白さだと思います。また、学科の先生方は親身に相談にのって下さります。ぜひ本学科で共に学びを深めましょう!

<1回生科目「人間探求学」内での1回生によるインタビュー内容に基づき作成>