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よくある質問

この学科で学ぶことは環境問題に関することばかり扱うの?

環境問題とは、自然と人間社会が絡み合った現場に生じています。
この問題を理解して解決するためには、自然生態系の挙動だけでなく、人間社会の制度や仕組みも学ぶ必要があります。ですので、授業はそういった多彩な視角を持って現場に立てるように、幅広い専門知識を学ぶことができます。
そして、ファシリテーション技法や合意形成支援技法、イベント計画演習といった実践的なスキルを身に付ける科目も用意しています。

自身で問題を見つけて取り組む実践的なチカラを育むプログラムとなっていますので、環境問題に限らず、卒業後の実社会でもすぐに応用できる社会人基礎力が磨かれます。

この学科は文系?理系?

わたしたち教員は、文系理系と分けることにあまり意味は無いと考えています。
環境問題がある現場に文系理系の区別はありません。
どちらの視点も必要なのです。
教員も文系理系のどちらの専門家も所属しています。
数学や理科の持つ理系的思考は大事ですし、国語や地歴・公民の持つ文系的思考も大事なのです。
必要に応じてどちらの知識も使えるようにと考えています。

現場に出る授業って具体的にはどんなものがありますか?

環境問題は、大学の外で実際に学び発見することがとても大事なのです。
「事件は現場で起きているんだ!」と同じことです。
とはいえ、現場に入った経験がない学生がほとんどですので、徐々にスキルを身に付けるように考えています。

「ファシリテーション技法」では、グループで話し合うチカラやまとめるチカラを磨きます。
「地域調査法演習」や「社会システム分析設計演習」では、実際に目の前で起きていることを理解して解読するチカラを身に付けます。
「政策計画基礎演習」では、いろいろな社会人にヒアリングをすることで聞くチカラを伸ばします。
「イベント計画演習」では、チームになって実際のエコイベントを企画実践します。
また、その他にも「フィールドワーク」や「環境マネジメント演習」「環境経済演習」といった科目も多くあるので、現場に出る経験を重ねる中で社会を見る目を体得していきます。

授業以外での課外活動などの取り組みはある?

全学の取り組みですが、本学科の学生も積極的に参加しているものとして「近江楽座(おうみらくざ)」というプログラムがあります。
学科各部を越えた学生がチームをつくって地域に入り、プロジェクトを協働でおこなうもので、大学が積極的にサポートしています。

本学科の学生でも、お寺の残蝋からリサイクルキャンドルを再生してキャンドルナイトを広める活動を進める『あかりんちゅ』や、子どもが集まるレトロな雰囲気のカフェを古民家で運営する『能魅会(のみかい)』、日本に在住する外国籍の子どもたちを支援する『バンデイラ・ジ・オウロ』などのグループに中心的にかかわっています。

自分たちで地域に入り込むと得られることが多いのです。
せっかくの機会ですから、是非地域で考えてみませんか。

過去の卒業生の進路は?

ひと言で言えば多様です。

大学院に進学する学生、青年海外協力隊やNPOに進む学生もおります。
学ぶ内容が政策に近いため、滋賀県や彦根市その他の公務員になる学生も多いです。
多くは一般的な企業に就職します。中には環境部門に就職する学生もおりますが、営業でも広報でも総務でも、本学科で培われたスキルは発揮できるものと考えています。
実際、広告代理店の広報等でも、わたしたちの学科で身につけた自分で考えて答えを出す実践的スキルを即戦力的に発揮して活躍するものもおります。

わたしたちも、環境問題を考えることで身につけたチカラは、どんな分野にも通用すると考えていますので、幅広い職種への進路をすすめています。
どのような職種にも間口は開かれています。

何か資格が取れる?

高等学校教諭一種免許(公民)、学芸員資格、社会調査士資格、GIS学術士資格、地域調査士資格、自然再生士補資格などを取ることができます。

詳細は取得資格や卒業後の進路を参照してください。